愛犬が吐く液の種類と原因(白色の液)
胃液:愛犬が吐いた液が白色の場合は胃液が考えられます。泡が多いのも特徴です。胃液はご存じの通り、食べ物を消化するために胃から分泌される液。成分には胃酸、タンパク質を分解する消化酵素(ペプシン)、粘液が含まれています。
胃液を吐く原因
胃酸は強い酸性のため、胃粘膜は粘液によって保護されています。食べ物が胃にない時(空腹時)にも胃酸分泌が多い状態だと胃粘膜が刺激され胸やけのような感じがして吐き出そうとします。
通常は食べ物が胃に入った刺激により胃酸が分泌されるのですが、空腹時にも多い理由は、いくつか考えられることがあります。
タンパク質や脂質が多い食生活が続いている
胃液(胃酸)は食べ物を消化するためのもの。胃の中で消化に時間がかかるタンパク質、脂質の多い食事を摂れば、それに応じて胃酸もたくさん分泌されるようになります。
空腹の時間が長い
お腹が空いて食べ物を欲する(匂いを嗅いだり、見たり、考えたりする)と神経の伝達により胃が働き始め、食べ物が入ってきていなくても胃酸分泌が促されます。すると胃粘膜を刺激するので胃液を吐き出したくなります。
胃粘膜が弱っている(ストレス、薬など)
胃粘膜が何らかの理由により弱っていることがあります。自律神経の乱れにより胃粘膜を守る働きが機能していなかったり、服用している薬によって胃粘膜が荒れていたり、私たちヒトではよく聞くことですね。パートナーにも同様のことが起きている可能性があります。