子犬の留守番はいつからできる?慣れさせる方法や注意点を解説
本来群れで暮らす犬にとって、ひとりぼっちになることは大きなストレスです。
特に、社会生活を営む動物が幼少期に孤独な時間を過ごすことは、たとえそれがいかなる動物種であっても、心身の成長に多大な影響をもたらす可能性があります。
そのリスクを考えると、子犬期にもかかわらずお留守番をさせることを前提として犬を迎えるのはあまりお勧めできません。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、子犬を迎えるタイミングを再考してみてもよいでしょう。本当に犬の幸せを願うなら「今はまだ迎えない」という選択も大切です。場合によっては、迎える動物種についてあらためて考え直すという柔軟性も必要かもしれません。
とはいえ、なんらかの事情で条件や準備が揃う前に子犬を迎えるケースもあると思います。
そして、日々の生活においては当然家を留守にしなければならないことがあります。
だからこそ、愛犬が不安な気持ちにならずに留守番できるよう飼い主が心得ておきたい環境づくりや、練習方法が必要ですね。
そこで今回は、子犬の留守番に慣れさせる方法、留守番をさせる際にあると便利なグッズやよくある疑問(Q&A)、先輩飼い主の体験談など、GREEN DOG & CAT編集部が詳しく解説します。
この記事は専門家が執筆・監修しています
<執筆>GREEN DOG & CATコンテンツ制作チーム
犬に関するさまざまな専門知識をわかりやすく発信する制作チーム。子犬からシニア犬まで、あらゆるパートナー(愛犬)と楽しく暮らすお手伝いをします。
<監修>遠藤 和義(えんどう かずよし)
GREEN DOG & CAT専属ドッグトレーナー、ホリスティックケア・カウンセラー
犬業界でのキャリアは四半世紀以上。 国内外の著名なドッグトレーニングの専門家から知識や技術を学ぶ。同時に、多数の保護犬・保護猫の日常ケアにもたずさわる。 各地のしつけ方教室の運営や動物系専門学校の教員などを経験後、縁あって GREEN DOG & CATへ。GREEN DOG & CAT実店舗やしつけ方教室の運営なども手掛ける。
子犬の留守番について
子犬の留守番はいつからできる?
「いつから」と明確な線引きはできません。個々の状況で判断したほうが良いでしょう。 あくまで目安の1つとしてですが、「トイレトレーニングが終了していること」は必須条件です。
子犬に可能な留守番時間
あくまで身体的な面のみでいえば、生後半年前後では長くとも3~5時間程度が目安です。
というのも生後半年頃までの子犬は消化器官や膀胱が未成熟なため、個体差はあるものの食事の回数は1日3~5回程度に分けて与えることが好ましく、おしっこやうんちの回数も多くなります。そのため、お世話に必要な時間も成犬に比べて多くなり、長時間1頭でお留守番させておく、ということがなかなか難しいのが実情です。
いきなり長時間の留守番は犬の精神面にも強い負担となりますので、留守番の時間は排泄や食事の間隔などを加味した上で、短時間から少しずつ伸ばしていってあげるようにしましょう。場合によっては数分からの練習が必要なこともあります。
長時間の留守番(共働きや一人暮らしの場合)対策
家族全員が同じ時間帯に外出する、もしくは一人暮らしの場合、子犬に留守番をさせなければならないケースもあるでしょう。
たとえば会社勤めであれば、家を出てから帰宅するまで10時間以上というのもときにはあることですね。ですがそれほどの長時間の留守番は子犬にとってかなり厳しいことと考えてください。
長時間の留守番がやむを得ない場合は、しばらくは近くに住む家族や友人を頼ったり、ペットシッターや保育園などの預かりサービスを利用したりすることで、できるだけ子犬のストレスが少ない環境を用意してあげるのがいいですね。かかりつけの動物病院に頼めるサービスの情報がないか、聞いてみるのもひとつの方法です。
子犬を迎える前に知っておきたいこと
まれに子犬によっては難なく留守番ができているように見える場合もあります。ペットショップやブリーダーのところにいる間にひとりでケージの中で過ごすことに慣れている場合などです。とはいえ、必ずしもそれで安心できるわけではありません。子犬が感じているストレスやその他の問題を見過ごしてしまう可能性があります。
性格やこれまでの生活リズムによっても留守番の難易度が変わってきます。子犬を迎える前にできるだけ情報を得ておくと良いでしょう。
- 排泄リズム(食後?運動のあと?)
- フードの種類や与え方(1日何回食?)
- 性格(ヒトや犬などさまざまな刺激への反応は?)
など
トイレトレーニングをはじめ、子犬に覚えてもらうことはたくさんあります。できるだけストレスを減らすためにも準備を整えておいてください。
子犬の留守番がうまくいかない原因
家に帰ったときに、子犬が排せつ物にまみれていたり、ずっと吠え続けていたと言われたり、留守番がうまくいっていないことを知るのは辛いですね。うまくいかない原因はやはり子犬にとって大きなストレスを感じる状況になってしまっていることです。
1じゅうぶんな練習が出来ていない
子犬はいきなり留守番できるものではありません。短時間からはじめて飼い主がいない時間を過ごせる練習をしましょう。飼い主がいないことに大きな不安を感じて上記のような行動をとることはむしろ当然の反応です。不安やストレスを少しでも軽減できるよう、子犬のペースに合わせながら留守番の練習をしてあげましょう。
2留守番の時間が長すぎる
適切な環境を作っていても、子犬にとって長時間の留守番は大きなストレスになるでしょう。
個体差はありますが、子犬の単独での留守番は最長6時間までと考えてください。
3ケージやサークルの広さが足りない
のびのびと体を伸ばしたり、立って方向転換できるじゅうぶんなスペースを確保してください。同じ姿勢のまま長時間過ごすことは体にも悪いため注意してくださいね。
4留守番している場所から外が見える
外を通る人や車などに反応して、そのたびに吠えてしまうケースがあります。
留守番時の居場所は外が見えないよう窓際から離れた場所の方が、気温の影響も受けにくい(暑さ寒さ対策)というメリットもあります。
5寝床のすぐそばにトイレがある
トイレトレーニングと同じことですが、犬は寝床を汚さない習性があるため、トイレと寝床が近いと排泄を我慢してしまうことがあります。また逆に寝床とトイレの区別がつかずに両方汚してしまうなど。
ケージ内のスペースがとれない場合は、ベッドではなくクレートにしてトイレとの境をはっきりさせることもひとつの方法です。
留守番をさせるにはケージやサークルが必要?
ケージやサークルを利用することは安全面でのメリットが大きいです。また排せつ物で部屋中を汚されるという心配もありません。
しかし、なかにはケージに入るよりもフリーの方が落ち着いて過ごせる性格の子犬もいます。子犬にとってストレスの少ない方法はどちらかによって選ぶと良いでしょう。
ストレスの少ない留守番トレーニングの方法
そもそも群れで過ごす犬は孤独が苦手なため、単独での留守番は不安を感じやすくなります。留守番を少しでも快適に過ごしてもらうために、以下のことを事前に練習しておくと安心です。
トイレトレーニング
犬にとって安心して排泄できる場所があることはとても大切です。在宅中にはできていても留守番時にトイレの場所が変わってしまったために失敗したり、強い不安を感じて我慢してしまったりすることもありますので、事前に練習しておくことをおすすめします。
排泄のタイミングは個体差がありますが、排尿回数の目安は3カ月齢以降では「月齢×1時間」程度、うんちの回数は子犬で1日に5~6回、成犬で1~2回くらいです。(3カ月齢まではもっと頻繁です。)
排泄のタイミングを「トイレ日記」としてメモしておくと傾向がつかめますのでトレーニングしやすくなりますよ。
子犬のトイレトレーニング
クレートトレーニング(ハウストレーニング)
留守番環境の安全性が確保できない場合は、クレートやサークルなどで留守番をしてもらう必要があります。クレートのような狭い空間でも犬によっては広い室内で過ごすよりも安心できる場所になる場合もあります。
また、練習をしておくと留守番のみならず、車内での移動や旅行など慣れない場所に出かける時、万が一の災害、入院やペットホテルなどでもストレスなく過ごせる場所となります。
クレートが苦手になっている場合は、少しずつ段階を踏んで良いことのある場所、楽しい場所と子犬が覚えるように慣れさせてあげてください。
ある保護犬の例
多くのトラウマを抱えていたようでクレートに足を踏み入れることができない状態でした。
おやつやおもちゃを使ったゲーム感覚で楽しくトレーニングを心がけることで自ら足を踏み入れるようになり、中でごはんが食べられるようになり、半年ほどかかって中でくつろげるようになりました。クレートの中でくつろいでいる姿を始めてみた時はとても感動して忘れられない記憶になっているそうですよ。
子犬のお留守番 トレーニング
飼い主がいない時間に慣れさせる
環境が整ったら少しずつひとりで過ごせる時間に慣れる練習が必要です。
子犬から静かに離れて違う部屋に行き、またすぐに戻ってくることから始めます。はじめは数十秒で良いでしょう。この時に子犬が不安がって鳴きだしでも、あわてずに平然とした様子でいましょう。(鳴けば(吠えれば)戻ってくると認識させないようにするためです)ただし、子犬が鳴きだすということは、その長さの時間で練習するのはまだ早いということです。さらに短い時間での練習からやり直しましょう。慣れたら家を出て5分で戻る、次は10分、15分、30分と少しずつ時間を増やしていきます。
留守番を成功させる環境作り
留守番の間、子犬が快適に過ごせていたら飼い主としても安心して過ごせますよね。事故なく安心に過ごせるよう、留守中の環境は快適さと安全面との両面から考えたいところです。
1ケージ、トイレの設置
室内でフリーにするかケージやサークル(柵で囲うもの)、クレートを使うかは、家庭によって意見がわかれるところですが、安全面や快適さを考えた時に、愛犬にとってどちらがリスクや負担が少ないかということを考慮し、それぞれに合ったほうを選択してください。行動範囲を限定していれば誤飲誤食の心配も少ないですね。
ケージやサークル内には必ずトイレを設置してください。トイレと寝床の関係には注意してくださいね。
※クレート内にはトイレが設置できないため、短時間での留守番に限ります。
2快適な室温、湿度の管理
犬が快適に過ごすために推奨される室内の温度は約22~25度、湿度は50%前後です。季節によって冷暖房を使いつつ、調整してください。寒い時期は日の入る場所にブランケットなど用意しておいてあげると快適に過ごせます。暑い時期は急な停電時の対策なども考えておくといいかもしれません。
3環境音の工夫
留守中、テレビやラジオなどで人の声を流しておくこともよい刺激になると言われています。リラックスに効果的なアロマや音楽などを流してあげるのも愛犬の留守番ストレスを和らげるのに有効です。
音の波動が心身に働きかけ、自然治癒力を高める音楽療法は人間の医療ではすでに使われているセラピーですが、犬にも効果があることがわかっています。
監修者からのコメント
ただし、ストレスのほうが過多の状態だと、こちらの期待に反して、それらの刺激(音、香り)に嫌なイメージがついてしまうリスクがあります。しばらく使ってみたあと、それらの音や香りを先に子犬に提示したときに、
・そわそわして落ち着かない
・飼い主にまとわりつく
などの不安そうな様子を見せるようであれば、残念ながらそれらは、これから嫌なことが起こる前触れ、つまり、リラックスできる音や香りではなく「不安やストレスを生起させる刺激」となってしまっている可能性が高いと思われます。
その際は、いったんそれらの音や香りの使用を中止して、お留守番時の環境の見直し、無理のないステップでのお留守番の練習、を改めて実行することをおすすめします。
4おもちゃ
活発でエネルギッシュな子犬期の留守番は、退屈して家の中のものをボロボロにしてしまうなどのイタズラや、吠えなどの問題行動につながることもあります。
少しでも楽しく過ごせるような工夫として、知育玩具ども取り入れてみるといいでしょう。
飲み込んでしまう危険があるものは避けてくださいね。
5おやつ
留守番時にはおやつを置いていってあげてもいいでしょう。飲み込んで喉を詰まらせてしまう恐れのあるものは避けて、簡単に砕いて食べられるもの、またおやつの代わりにウェットフードをできるだけ長い時間舐められるよう広い皿に塗っておくのもおすすめです。長持ちするガムやジャーキーを与えがちですが、監視できない状況で喉に詰まらせてしまう危険は避けたいです。
留守番前後の理想的な対応は?
「行ってきます」の前に
「行ってきます」の前に十分な運動(散歩や遊び)をさせることは有効な対策の1つです。
運動不足、遊び不足のままで留守番の時間になると暇つぶしの不都合な行動が増える可能性が高まります。
そして、もし心配や申し訳ない気持ちを抱いても、それは表さずに外出しましょう。
留守番させることがかわいそうになり、子犬に「ごめんね、行ってくるね」とつい謝ったり、いるもよりたくさんナデナデしたり、ついやりがちですよね。
これらのコミュニケーションをすることで、出かけた後に残される子犬にはさらに寂しさや不安が大きくなる原因になっていることも。
飼い主が上着を着たらケージに入らなくなるなど、飼い主の行動パターンを覚えてしまうこともあります。上着を着ても出かけないときがある、など行動パターンに変化をつけてできるだけ不都合な反応が習慣化しないようにしましょう。
慣れてきたら、そろそろ留守番用のおやつをもらえると察して自分からケージに入るようになるケースもよく聞きます。こうなれば大成功ですね。
「ただいま」の後は
「ただいま」の直後も、過剰な声かけやふれあいではなく、普段通りの自然なコミュニケーションを心がけましょう。
子犬は飼い主の帰りを待ちわびて大騒ぎする可能性が高いです。このときに過剰なスキンシップや声かけをすることでさらに大騒ぎして喜ぶことを習慣化させてしてしまう可能性があります。
一番ありがちなのは、帰ってきたら留守番のご褒美を与えるパターン。こんな嬉しいことがあるなら、飼い主の帰宅を待ち遠しくてたまらなくなりますね。
できるだけ子犬を興奮させすぎないようなコミュニケーションの方法をとりましょう。
子犬の留守番の注意点
誤飲誤食
子犬に届く場所にイタズラや誤飲誤食につながるものを置かないようにすることは安全面で最も大切なことです。
有毒な成分を含むものや、電気コード類、コンセントプラグなどにも注意が必要です。関心がなかったはずなのに、留守番中は暇を持て余すことで興味を示してしまうケースも多々あるのです。特に飼い主の匂いがついた小物類を飲み込んでしまうこともあります。
子犬が興味をひく可能性があるものとして、飼い主の匂いがついているもの(スリッパ、イヤホンなど)、ひらひら動くものなどです。フリーで留守番をさせる際は細心の注意が必要です。
- ゴミ箱の蓋は必ず閉める(開けられないようにする)
- 電気コードにはカバーをする、パネルで隠すなど見つからないように
- 食べ物、洗剤、殺虫剤、観葉植物、タバコなどは子犬の届かない場所に置く
【体験談】先輩飼い主に聞きました。
子犬のお留守番に関するあれこれ
できることなら子犬とずっと一緒にいてあげたいものの、仕事や急用などでどうしても留守番してもらわなければいけないタイミングがありますよね。先輩飼い主たちはどう乗り越えてきたのか、GREEN DOG & CATの子犬飼育経験のあるスタッフに体験談を聞いてみました。
先輩飼い主の体験談 子犬のころお留守番のためのトレーニングをしましたか?
(スタッフS MIX 10kg)
クレートで大人しくできるよう、まずはクレートトレーニングから始めました。分離不安ぎみで、留守中フリーにしておくと不安や寂しさからパニックになり部屋をめちゃくちゃにしてしまうため、クレートに屋根付きのケージをくっつけて居場所を限定することで落ち着いて留守番できるようになりました。コングの中にフードや好物のおやつを詰めて凍らせたものを与えて食べている間に家を出ていました。おやつ入りコングを3つくらい冷凍庫にストックし、いつでも使えるようにしていました。
(スタッフI ポメラアン 3㎏)
特別なトレーニングはしませんでしたが、出かけるときは常にケージに入れるように習慣づけおり、今でも続けております。
(スタッフT ホワイトシェパード 35kg)
クレートトレーニングをしました。成犬になってからはコングを使用しています。
ドッグトレーナー遠藤からのアドバイス
本来の習性を考えると、犬は独りにされるのが苦手であることを理解してあげるところからスタートするのはとても大切です。そのうえで、できるだけ子犬の不安を軽減できるような工夫をしてあげましょう。また、実際のお留守番時以外でも、落ち着いていられる場所を普段から用意してあげたり、楽しく取り組めるひとり遊びを見つけておいてあげたりしておくと、いざ本番のお留守番にもうまく活用できることがあります。
買ってよかった GREEN DOG & CATスタッフ愛用のお留守番グッズ
パピーコング
お留守番の必須アイテム
「これが無かったら留守番できなかった」という声が上がるくらい、使い方によっては無限のバリエーションが広がるアイテム。スタッフおすすめの使い方は、ウェットフードやおやつを組み合わせてコングの中に入れ、冷凍庫で凍らせる方法。いちばん奥にパートナー(愛犬)の好物を入れておくと最後まで飽きずに遊んでくれますよ。
歯にマヌカPK(Puppy&Kitty)
コングの内側に塗って使えるおいし~い歯みがきジェル
上で紹介したパピーコングの内側に塗って、ふりかけをまぶして使っていたというスタッフからのおすすめです。
歯みがきジェルなのに味はハチミツそのもので美味しく、舐めているだけでお口ケアに。
コングに塗るときは奥まで舌が届かないので1段目に塗るといいですよ。
レギュラー・ワイド厚型カーボンペットシーツ
長いお留守番の強い味方
薄型に比べてお値段少々高めですが、薄型のペットシーツとは吸収力とニオイの少なさが断然違う!特に気温と湿度の高い夏場など、帰宅してドアを開けた後のムワッとする嫌なオシッコのニオイがほとんどしません。排尿後に足で踏んでも濡れにくいところも◎。
ベイビーホーリーローラー
リピーターの多い定番ボールおもちゃ
網の目状の穴からささみや固めのビスケットなど、おやつを入れて転がすと一人で遊べる知育玩具に大変身。
丸洗いOK・耐久性◎で使い勝手もよく、古くなったら2代目を......というリピーターも多いアイテムです。
子犬の留守番についてのよくある質問(Q&A)
子犬に6時間以上の留守番は無理ですか?
成長の度合いなど個体差はありますが、子犬にとっての6時間はやはり長いと思われます。やむを得ない場合は、食事の間隔が6時間以上でも大丈夫な状態であること、留守番以外の時間にはしっかり運動する時間を確保するなど、心身の健康に配慮した環境づくりをしてください。
留守番中は必ずケージの中に入れないとダメですか?
行動が落ち着いてきた年齢であるほどフリーにしても問題なく過ごせるでしょう。子犬期はなんでも口にしてしまうなど子犬特有の行動(噛みたい)や好奇心が危険な状況を招くことがあります。できるだけ安全に過ごせるように準備することでフリーでの留守番は可能となりますが、ケージに入ってもらう方がリスクは低いと考えましょう。
※ケージにこだわらず、柵で囲うサークル等の活用も子犬の状態によって活用しましょう。
帰宅時には大騒ぎ、この時におしっこも出てしまうようです。体が汚れるので慌ててケージから出したくなりますがどうしたらいいでしょう?
興奮して大騒ぎしている間は相手をしないようにするのが基本ですが、そうとも言っていられない状況ですよね。ケージをあけてトイレを片づける際は淡々と静かに行いましょう。静かに落ち着いたら声かけをします。大騒ぎしている間は飼い主から良い反応が得られないことを覚えてもらいましょう。
おわりに
子犬にとっても飼い主にとっても留守番は大きなハードルです。寂しがったり、大騒ぎしたりしていても、コツコツと練習を積み重ねることで変化していくことでしょう。
犬との生活がはじめての場合や不安な状態が続きそうな場合には、直接自宅で指導が受けられる専門家にお願いすることが解決の近道になります。
子犬の心身が健康的に成長するためにも、ひとりでゆっくり休める時間は必要です。留守番の時間がゆっくりリラックスして眠れる時間になるといいですね。あせらず少しずつからはじめてください。
パートナーのしつけやトレーニングに関するご相談は、犬の行動学に詳しい専門家に直接パートナーを見てもらう方法を推奨しております。
おやつの種類や量などについては、お迷いの際はGREEN DOG & CATのごはんの窓口をお気軽にご利用ください。
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