犬の写心家 ホタパパが語る パートナーの幸せな旅立ちのために 序章

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犬の写心家 ホタパパが語る パートナーの幸せな旅立ちのために 序章

パートナーの幸せな旅立ちのために

ホタパパ(初田 勝一)

犬の写心家 ホタパパ(初田 勝一)

1966年京都府生まれ。犬の心を撮る「犬の写心家」として活躍中。
いきいきと躍動感のある写心が愛犬家の間で話題となり、2007年に開催した写心展「ガンバレ!老犬写心展やさしい時」が反響を呼び、毎年シニア犬をテーマにした写心展を全国各地で開催。自分の人生を変えたゴールデン・レトリバーのホタル(10歳)とジャック・ラッセル・テリアの岳(2歳)とともに、全国各地の愛犬たちを撮影している。

序章
犬の写心家 ホタパパが語る パートナーの幸せな旅立ちのために

僕が「ガンバレ!老犬」の撮影で全国を旅していて感じることがある。

最期の旅立ちの前後の時間については他の人には聞けないし、知らないことが多くていざその瞬間になって慌ててしまったり、思う存分のことをしてあげられなかったり、 と後悔している家族が多いこと...。

一時期のペットブームが去って、7歳を超えるシニア犬が全飼育頭数の半分だと言うが、その家族の大半はシニア犬との暮らしは初めての経験だ。 かくいう僕も10歳のゴールデン・レトリバーのホタルと暮していて、これから先、そんなに遠くない将来やって来る「旅立ち」について向き合っている。 考えたくはないけれど、やっぱり家族として知っておかないといけない。 だから、二代目、三代目のシニア犬と暮らしているベテラン家族の方から話を聞いたり、質問したり、自分なりにホタルのために勉強し、その時に備えて準備をしている。 時には、全国の撮影時にベテランの方々から聞いた話を、新米のシニア犬家族に聞かせてあげることもある。

シニア犬

あるベテラン家族からこんな話を聞いた。

「最期、旅立った子の骨壷を抱いて『帰ってきたよ』と玄関のドアを開けた瞬間、初めてお家に来たかわいかった子犬の頃を思い出し、骨壷と子犬の重さが同じなんだと気がつくの。 だから、その瞬間まで家族としての責任、最後の最期まで精一杯に尽くしてあげるの。」

幸せな旅立ちのために何が必要で、何がその子らしいか?

僕は全国を旅していて、この一番触れてはいけないけど、本当はみんなが一番知りたいこと、一番デリケートなことをひとつのサイトにまとめたいと思っていた。

「こうするべき」や「こうしなさい」ではなくて、僕が全国のベテラン家族から聞いた「こんな方法もある」「こんな選択もある」という選択肢の中からどれを選択するのか、 新しい方法を考え出すのかを家族で決めてほしい。家族で決めたことが、その子にとって一番の答えだと思うから。

シニア犬たち 幸せな旅立ちのために

今回、GREENDOGさんの協力でこの連載が実現できて本当に嬉しい。なぜなら、ビジネス優先ではなく犬最優先と感じる商品を取り揃えているから。その子がシアワセになれるようにって願っている商品を...。

僕もずっと昔から神戸のお店に直接買い物に行ったり、ネットショップを利用したり、ホタルのためを思いながらGREENDOGさんを利用している客の一人だ。僕もシアワセの瞬間を一枚の写心にする、同じシアワセを扱っていると感じていた。「もっともっといっぱいの子にシアワセになってほしい。」そのお手伝いをGREENDOGさんに求め、このたび実現した。

「幸せな旅立ちのために何が必要で、何がその子らしいか?」
僕が聞いたことや教えていただいたこと、感じたこと、そして僕が出会った素敵なパートナーたちの「旅立ちストーリー」を紹介することで、そのことを考えてもらいたい。そう思っている。

旅立ちストーリーはこちら

次回、『犬の写心家 ホタパパが語る「パートナーの幸せな旅立ちのために」』のテーマは 「パートナーが元気なうちに調べておくこと、勉強しておくこと」。


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