正しく選ぼう・おいしく食べよう!硬いおやつ徹底分析

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正しく選ぼう・おいしく食べよう!硬いおやつ徹底分析

正しく選ぼう・おいしく食べよう 硬いおやつ徹底分析

カミカミ、ガジガジするのが大好きなパートナー(愛犬)。「硬いおやつ」を夢中で食べているパートナーの姿を見ると、こっちまで笑顔になりますよね。すると、『次はもっと長く楽しめる硬いおやつをあげたい』と思ってしまいます。

けれど、硬いおやつはオーナー様の選び方ひとつでパートナーの歯に思いがけないダメージを与えてしまうことだってあるんです。
そこで今回は、パートナーにとって適切な硬さのおやつを選ぶためのポイントをご紹介していきます。

  • Q1みなさんが硬いおやつを選ぶ理由はなんですか?

    • 硬いものを噛むとアゴが鍛えられるから?
    • 硬いおやつは歯磨き効果があるから?
    • お留守番中の寂しさを紛らわすため?
    • ハウストレーニングや静かにしていてほしいときのアイテムとして?

    Q2パートナーにどんな硬いおやつを選んであげたいですか?

    ガム

    • 素材感を大切にしたアキレス?
    • 見た目もかわいい骨形の牛皮ガム?
    • とにかく硬そうな大きな骨?

    硬いおやつを与える理由はパートナーやオーナー様によってさまざま

おやつを食べる愛犬

硬いおやつを与える理由はパートナーやオーナー様によってさまざまですよね。 けれども、硬いおやつなら何でもいいというわけではありません。よろこんで食べるからといって、知らず知らずのうちにパートナーに合わないおやつを選んでしまっている可能性もあるからです。

このことについて、ホリスティックケア・カウンセラーで獣医師の伊東がお話します。

お話してくださる先生

伊東 希(いとう のぞみ)

獣医師、ホリスティックケア・カウンセラー

伊東 希(いとう のぞみ)

1998年、日本獣医畜産大学(現在、日本獣医生命科学大学)獣医学科を卒業。
大学では獣医病理学の研究室に所属し、病気の原因や腫瘍、心臓疾患の研究を行う。
卒業後、臨床獣医師として動物病院に勤務していたが、犬と猫の病気時における食事の大切さを痛感し、某フードメーカーへ転職。
そこで栄養学を学び、たくさんのオーナー様やスペシャリストへの相談を行う中、食事や栄養に対してより柔軟な考えも必要であることに気づき、縁あってGREEN DOG & CATへ。

硬いおやつの落とし穴とは?

犬用硬いおやつ

オーナー様が「もっと長く楽しめるおやつをあげたい」と思うあまり、その硬さがどんどんエスカレートしていって、しまいには犬の歯よりも硬いおやつを与えていたというケースもあります。

そうすると、硬いものをガジガジ噛むのが大好きなパートナーは夢中になって噛み続けるので、結果的に大切な歯に負担をかけてしまうのです。

硬いおやつには本当に歯磨き効果があるの?

歯垢を除去したり歯石を予防したりする方法として硬いおやつが推奨されることがあります。ただ、この考えは必ずしも適切で安全な方法だと言い切ることができないというのが最近の獣医学の見解です。

確かに生皮のおやつ(硬く圧縮していないもの)や一部のビスケットなどは、歯垢を除去する作用があるという報告もあります。ですが、そのような場合でも一部の歯の表面にしか働きかけることはできないのです。それに、硬い骨が歯磨き代わりになるという科学的な根拠は今のところ獣医学の世界では報告がありません。

また、最近では歯垢を絡め取るやわらかい布製のおもちゃも販売されており、硬ければよいというわけではないんです。ただし、硬いおやつと同じくこの方法でも、ある程度の汚れを取ることはできますが、歯磨き代わりにはなりません。

以上のような情報をもとに安全面を考えると、歯石・歯肉炎予防としては、歯磨きがいちばん適切というのが今の主流の考え方です。

硬いおやつは安全なの?

硬いおやつをかむ犬

不適切な硬さのものを食べ続けたり、力いっぱい硬いものを噛むことによって、歯のエナメル質を傷めてしまったり、歯が折れてしまう事故につながったりすることがあります。

また、犬は飲み込める大きさのものであれば、どんなに硬くても丸呑みする傾向があります。そのため、小さくなった骨やひづめ、ガムなどを飲み込み、それが喉につまったり、なかなか消化できずに胃腸炎を起こしたりする事例も後を絶たないようです。

いかがでしたか?硬いおやつは慎重に選ぶ必要があるんですね。
そこで、硬いおやつを適切に選ぶためのポイントを、GREEN DOG & CATごはんの窓口のホリスティックケア・カウンセラーに説明してもらいましょう。

硬いおやつを選ぶポイント

1パートナーに合った硬さのものであること

2噛んでいる時間がパートナーにとって適切であること

3パートナーに合った大きさのものであること

1パートナーに合った硬さのものであること

おやつを欲しがる犬

口や歯の大きさ、あごの強さによって、噛む力やスピードはパートナーそれぞれ。年齢によっても歯の強度は異なります。当然食べるのに適切な硬さのおやつは個体によって異なるのです。だから、当然食べるのに適切な硬さのおやつも個体によって違います。

適切な硬さを見分けるポイントとしてはいろんな見解がありますが、一説によると「爪あとが残るほどの硬さのもの」や「犬の歯よりやわらかいもの」を選ぶのがよいと言われています。まずはパートナーの大きさや年齢、口腔内の状態などを総合的に見ながら、パートナーに合う硬さのおやつを見つけてあげましょう。

2噛んでいる時間がパートナーに適切であること

おやつを噛む犬

硬いおやつを噛む適切な時間も、パートナーによって異なります。

まず気をつけたいのは、食べきるまでの時間だけで判断しないことです。
硬いおやつをあっという間に噛み砕いて食べてしまうパートナーの場合、「こんなに早く噛み砕くことができるなら、もっと硬くても大丈夫だろう」とオーナー様は考えるかもしれません。しかし、硬いおやつを噛む勢いが強いほど、そしておやつが硬ければ硬いほど、瞬間的に歯に加わる力が大きくなるので、歯を破折するリスクがさらに高まってしまうのです。

また、硬いおやつを長期的・継続的に噛み続けることで歯が摩耗してしまう可能性があります。一説によると10分以上毎日硬いものを噛み続けることは歯の健康によくないという見解があります。

もちろん、パートナーの大きさや年齢、歯の強度などに加え、パートナーのおやつの食べ方によっても異なるので一概には言えませんが、「すぐ食べきれる硬さなら大丈夫」とか「長時間硬いおやつを噛むのは健康によいこと」と安易に決めるのではなく、噛む時間が適切かどうかもチェックしながら管理してあげましょう。

3パートナーに合った大きさのものであること

おやつを食べる犬

硬いおやつと一言で言っても、パートナーの食べ方はそれぞれ。当然、最後までかじって食べるタイプのパートナーもいれば、ある程度の大きさになるとすぐに飲み込んでしまうパートナーもいます。まずはパートナーがどのような食べ方をするタイプか把握し、それぞれに合った大きさのものを選びましょう。飲み込むペースが早いパートナーの場合は途中で取り上げたり、おもちゃを活用して大きな塊を飲み込まないように工夫したりすることが大切。万が一のことを考えてオーナー様の目の届く範囲で食べさせるようにしましょう。

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ぷちコラム 子犬と硬いおやつについて

子犬

子犬(特に生後6ヶ月以下)のパートナーには、硬いおやつはあまりおすすめしていません。充分に乳曲が成長していない時期に、万が一トラブルがあると、その後の永久歯にも影響を与えてしまうからです。

また、子犬の消化能力は未発達なので、硬いおやつを充分に消化できず、お腹を壊してしまう場合もあります。けれども、エネルギッシュなこの時期はいろんなものを噛んで確かめたり遊んだりすることが多いのも事実。

ですから子犬には、噛んで遊ぶおもちゃを活用したり、エネルギーを発散できるよう一緒に遊んであげたり、散歩に連れて行ったり、「ほかのことで噛みたいストレスを解消してあげることをおすすめします。硬いおやつを与えるときは、個体に合った時期であるかどうかを見定め、まずは硬いおやつの中でもやわらかめのものを選びましょう。

さて、硬いおやつを選ぶポイントは押さえていただけましたか?

せっかく楽しんでもらいたいと思ってあげたおやつのはずなのに、パートナーの歯を傷つけてしまうことで結果的にストレスとなっては元も子もありませんよね。パートナーそれぞれにぴったりな硬いおやつを、しっかりと吟味して選んであげてくださいね。

硬いおやつとストレスケア

植物

パートナーのストレスケアの一環として硬いおやつを与えるオーナー様も多いことでしょう。
しかし、ストレスケアの方法は硬いおやつを噛む以外にもたくさんあります。さまざまな手段の中からその時の状況に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。

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