うんち解体新書

2024-08-23 更新

言葉を話すことができないパートナー（愛犬）にとって、「うんち」は毎日の健康をはかるための大切なバロメーター。
そして、『パートナーの身体から出されているメッセージ』です。
あなたは、パートナーの微妙な変化をすぐに察知できていますか？

この記事でわかること

愛犬のうんちの状態をドリル形式で確認。理想的なうんちの形、色、ニオイはどういうものかを知ることができます。良いウンチにするために役立つ商品も選べます。

パートナーのうんちをチェック！
食べたものがうんちになるまで
良いうんちにするためのおすすめアイテムを一挙大公開！
さいごに

パートナーのうんちをチェック！

うんちドリルでパートナーのうんちをチェック！

理想的なよいうんちはコレ！

しかし、多くのオーナー様は毎日うんちをチェックしていても、『いつもと違わないか』を"自分基準"でみている場合が多いのではないでしょうか。

いつの間にか"自分基準"になってしまっているうんちチェック。
でも、その"自分基準"、本当に合っていますか？
理想的な「良いうんち」以外は残念ながらすべて「悪いうんち」といわれています。

「悪いうんち」を「良いうんち」にするためには、どうしたらいいのか...。
これからご紹介していきます！

犬イメージ

食べたものがうんちになるまで

皆さまもご存知の通り、食べ物を消化した残りが「うんち」となるわけですが、うんちができるまでには、1～2日間はかかるといわれています。

1口腔

犬の歯は食べ物を噛みちぎるために使われ、ヒトのように咀嚼するためのものではありません。そのため、飲み込めるサイズの食べ物はそのまま丸のみします。
また、人間の口の中でデンプンを分解するアミラーゼという酵素を分泌するので噛めば噛むほど消化のサポートになりますが、犬はほんの微量しか分泌しません。このことも犬が食べ物を咀嚼する必要がないことを意味しています。

2胃

食べ物を一時的に蓄え、雑菌も殺してしまう強い胃酸を分泌してタンパク質を分解します。その後、蠕動（ぜんどう）運動によって胃液とよく混ぜ合わされ、粥状になって十二指腸へ送られます。

3小腸

十二指腸・空腸・回腸で構成されています。糖質、タンパク質、脂肪などの消化と吸収が行われています。

4大腸

大腸には消化機能がなく、水分やミネラルを吸収し、うんちを形成、肛門から排出します。

犬の内臓イメージ

良いウンチ、悪いウンチ「うんちはクサイ」は間違っている?!

胃腸で消化吸収されなかった食べ物のカス（未消化物）は、腸内細菌の死骸、古い腸壁、水分といっしょに「うんち」になります。
腸内細菌のバランスが良い状態だとにおいの少ない「良いウンチ」になり、逆に腸内細菌のバランスが悪い（悪玉菌が優勢）状態だとニオイがきつくて黒っぽい「悪いうんち」になってしまいます。

【おさらい】理想的な良いうんち

量：1日に1～3回。きばらずに排泄する。
硬さ：ティッシュでつまんでもくずれず、拾い上げても地面に跡がくっつかない、バナナくらいの硬さ。
形：適度な水分を含んでツヤがあり、コロンといくつかにまとまっている。
色：茶色、こげ茶、濃い黄土色。
におい：鼻につくようなきついにおいではない。
※あくまでも目安となります。パートナーの食事などによっても個体差があります。