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ドットわん(dot wan)メーカーの想い
ドットわんの現社長であり創業者でもある淺沼さんは、第1号となるトッピング商品開発のきっかけを話してくださいました。
「創業前、私は当時のドライフード中心の食事情にちょっとした疑問を持っていました。一定の栄養素がひと粒で摂れるというドライフードのメリットには『なるほど便利だ』と思っていたのですが、犬たちにとっておいしそうな食事には見えなかったんです。また、添加物の多いドッグフード中心の食生活によって、パートナーが天然食材を口にする機会も減っていました。そこで、天然食材を手軽に扱えるよう加工し、ドライフードに
"トッピングする"という発想をしたのです。
そんな商品があれば見た目も食べてもおいしく、しかも栄養バランスもよくなるのでパートナーにとってもオーナーにとっても喜ばしいことなんじゃないかと。そして最適な食材を捜し求める中で、私は『納豆』という理想的な食材にめぐり合いました。特に整腸作用のある『納豆菌』は、犬の健康に欠かせない重要な存在だということを知ったんです。"天然を与える"というコンセプトのもと、素材の良さを最大限に活かしたフリーズドライの納豆・野菜・チキンを商品化。それが、ドットわんの第1号商品なんです。」
ドットわんは現在トッピングだけでなくおやつやドライフードを次々に開発し、販売しています。淺沼さんは、"天然を与える"というコンセプトに基づいてすべての商品を開発しているそうですが、その原材料となる"素材の質"にはゆるぎない自信を持っていました。
【こだわり1:素材選びと品質管理】
素材選び
ドットわん商品には、原材料のほとんどに国産の素材が使われています。そこには、質のいい素材を調達するために日本中をかけ回った淺沼さんと、さまざまな仕入れ業者さんとの出会いの物語があったといいます。
いい素材の提供者は。思いに賛同してくれた方たち
「本当にいい素材は食品業界で仕入れるしかないとわかってはいましたが、やはり食品業界全体にはどことなく『犬が食べるものだから...』といった風潮がありました。そこで私たちは、さまざまな仕入れ業者さんに『ただドッグフードを作って売りたいんじゃなく、犬の食環境を向上したいし、フードを選ぶオーナー様たちにいいものを選んでほしいから』という想いを伝え続けました。すると、『そういうことならうちの素材を使ってください』と素材を供給してくださる方が出てきたんです。現在の取引先は、私たちの想いに共感し『納得できない食材は供給しない』というプライドや信念を持っている方たちです。」
素材の品質管理
"素材の質"にとことんこだわるドットわんは、取引先の品質管理体制にも要望を出します。
仕入れる素材はすべて、人間用と同じ品質管理体制で保管。
「一般的に犬用に取り引きされる食材は安く供給することが優先され、品質管理にコストをかけるという考えはほとんどありませんでした。『せっかくの厳選素材も衛生管理や安全管理が整っていない保管環境では質が低下する』と考えている私たちは、各取引先に『品質が落ちないよう人間用と同じ環境で素材を保管してください』と依頼しています。その分コストはかかるのですが、素材の質を優先するためには必要なことだと思っています。」
【こだわり2:商品開発】
おやつ
おやつは、「素材を厳選したもっと手軽に安心して与えられるおやつがあったらいいな」というオーナー様たちの声で生まれたそうです。
素材の質をなるべく損なわない低温乾燥製法を採用。
「素材を活かした"天然を与える"というコンセプトでおやつを作ろうと考えたんです。従来のおやつといえば焼いたり揚げたりする製造法が主流ですが、高い熱を加えると素材の栄養素が失われてしまうため栄養添加物で補完しなければなりません。そこで、ドットわんでは40~50度の低温でゆっくりと時間をかけて乾燥して仕上げる<低温乾燥製法>を検討したんですが、あまりにもコストと手間がかかるので実現は難しいかもしれないと思っていました。すると、『(コストがかかっても)いいものを作りたい』と私たちと同じ想いでおやつ開発に情熱を注いでくださる方との出会いがあったのです。現在もその方と一緒に食材を活かしたおいしいおやつを作り続けています。」
食材という考え方ですべてのおやつを開発。
「ドットわんのおやつは、間食利用だけではなく「食材」として"ごはんにトッピングする"という発想で作られています。ですから折に触れ、オーナー様たちにはフードのトッピングとしても使用できることを提案しています。健康的で手軽に多彩なバリエーションを楽しめる犬のごはんを目指して、今も"食材"になるおやつのラインナップを増やし続けています。」
ドライフード
ドライフードもまた、「ドットわんのコンセプトでドライフードを作って欲しい」というオーナー様たちの声で生まれたといいます。
オーナー様のために、納得できるドライフードを作ろうと決意。
「もともとドットわんを創業したきっかけがドライフードへの疑問だったので、ドライフード開発に初めは少し躊躇しました。でも、パートナーの食事について真剣に悩んでいるオーナー様からの『"天然を与える"という御社の考え方はすごく良くわかるけれど、手作りする時間もないしトッピングをするにも市販で売られているドライフードでは不安だ』との切実な声を聞いて使命感を感じたんです。『私たちのことを信頼してくれているオーナー様のためにも、自分たちが納得できる上質なドライフードを作ろう』と。」
『いいフードを作りたい』をの一心で開発し、理想のフードが完成。
「食材を活かし、栄養添加物に頼らないドライフードを作ろうと考えた結果、『おやつと同じ原理でならできるかも』という結論に至ったわけですが、当時『添加物不使用』というアイデアに協力してくれる所はなかなか見つからなかったんです。それでも『パートナーのため、オーナー様のために、手間ひまかけても自分たちが納得できるいいフードを作りたい』との一心で探し続けた結果、『納得できる品質のドライフードを一緒に開発したい』と言ってくれる会社が見つかりました。その会社の協力を得ることで理想となるドライフードがついに完成。それが現在の『ドットわんごはん』です。」
淺沼さんは最後に、ドットわんが考える今の想いとこれからの目標を語ってくださいました。
「ペットフードの質を上げることで、
ペットの食環境も徐々に向上していくと思うんです。そのためには『犬においしい自然食を』という考え方をもっともっと広めることが重要だと感じていますが、その役割を私たちドットわんが担っているという使命感も同時に感じています。だから私たちは、これからもフードの原材料となる"素材の質"を追求し、
『犬の健康にとって本当にいいフード』を作り続けていくつもりです。」
淺沼さんのインタビューを終えて・・・
ドットわんの"素材の質"へのこだわりや商品に対する想いなどをお聞きして、実際に食べるパートナーのこと、実際に選ぶオーナー様のことを本当に真剣に考えて作っていらっしゃるということを改めて実感しました。私たちGREEN DOG & CATも、ドットわんの想いや自然食の良さを、たくさんのオーナー様たちに正しく伝えていかなければ、と感じました。