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愛犬の薬膳「心臓」が気になるとき
スタッフコラム29話目
パートナーの健康診断では心臓のチェックもあります。
健康であっても年齢とともに症状が出やすいところだからですね。
薬膳とは季節や体の状態に合わせた食事のこと。
今回は心臓が気になるときの簡単な食事の工夫についてペットフーディストが説明します。
心臓と心
心臓は血液を体じゅうに送るためのポンプの役割をもっています。
筋肉、弁、血管があり、心臓の不調はこれらに問題が生じること。
主な原因としては遺伝的な問題、加齢や肥満です。
東洋医学では「心(しん)」は心臓だけでなく、こころ(精神や感情)や脳のことも含みます。
例えば、怖がったり怒ったりしたときは脈がドキドキと激しくなりますね。このとき脳からは早く全身に血液が送れるよう指令が出ていて心臓は大忙し。こころと脳と心臓は、連携していることがわかります。
心臓のためのお手軽薬膳
心臓が楽になるのは、血液が流れやすい状態のときです。
例えばサラサラした水は流れやすく、ねっとりした液体は流れにくいですね。
血液をねっとりさせてしまうのは多すぎる脂質や糖質です。
脂質や糖質の摂りすぎは肥満にもつながります。
太るとそれだけたくさんの血液を送る必要があり、心臓が疲れてしまいます。
でも、脂質や糖質も体に必要な栄養素。まったく無しにはできません。
太りやすいなら、体重管理しやすい主食用フードを選ぶといいでしょう。
そしてパートナーの状況に合わせて脳や心臓の健康に役立つ脂質や栄養素をプラスできるといいですね。
次にこころと脳に関しては、ストレスを長引かせないようにすることが大事。香りや甘味を利用します。
嗅覚・味覚は脳に直接働きかけるのでほんの少量を意識するだけでもいいんですよ。
<心臓が気になる時の食事のポイント>
・太りやすいパートナーには体重管理しやすい主食を与える
・心臓や脳の健康に役立つ食材、脂質、サプリメントなどを利用する
・ストレスを感じているときには香り・甘味を少量意識する
<体重管理しやすい主食用フード>
・ナチュラリー・フレッシュ ターキー&ラビット
・プライムフォーミュラ「マイリトルダーリン」
<心臓や脳の健康維持に役立つ栄養素>
・健康に役立つ脂質(オメガ3脂肪酸が豊富):
クリルオイル
・心臓や脳に存在するタウリンが不足しないように:
ピュアタウリン
<おうちケアの食材>
■心臓のための食材
・冬瓜(もしくは大根)...水分の補給
・青梗菜、レバーの煮汁など...栄養補給
■こころのための食材
・柑橘系...心を元気にします。みかんやレモンの汁を少しごはんにかけてみましょう。
・春菊、パセリ、セロリ、蜂蜜、甘酒(薄めて)など...香りや甘味が気持ちを安定させてくれます。
いずれもパートナーが消化できるように調理して少量を与えるようにしてくださいね。
さいごに
今回は薬膳の切り口から心臓が気になるときの食事をご案内しました。
心臓病と診断された際にはナトリウムの制限が必要な場合もあります。
獣医師からの食事指導の内容をご確認くださいね。
心臓と呼吸器の健康は関係が深いので、ぜひこちらのページもご参考ください。
・こんにちは。5歳からのパートナー:呼吸器のお話
不明点などありましたら、GREEN DOG & CATのケア・カウンセラーまでお気軽にご相談ください。
ご相談は無料
ごはんの窓口はこちらから筆者
ペットフーディスト、 アドバンス・ホリスティックケア・カウンセラー、 ペット栄養管理士、 犬の食事療法インストラクター上級師範
GREEN DOG & CAT ライフナビ編集部
犬と猫の基礎栄養学を学んだペットフーディスト等の資格を持つメンバーで構成されています。
パートナー(愛犬・愛猫)との暮らしを通して学んだことや感じたことを大切に、オーナー(飼い主)の目線に立ったコンテンツ制作を心がけています。
<編集部メンバーの取得資格> 編集部メンバーは、それぞれ得意分野に合わせて以下の資格を取得しています。
・ペットフーディスト
・ホリスティックケア・カウンセラー・ペット栄養管理士
・犬の食事療法インストラクター上級師範
・愛玩動物飼養管理士 など