先代のパートナー「アン」ちゃんを16歳で亡くした長谷川さんご一家。アンちゃんも保護犬だったため、自然に『次に家族に迎える子も保護犬』と家族みんなで考えていたそう。2014年12月にGREEN DOG & CAT湘南ができてすぐ保護犬たちに会いに来てくれてショコちゃんを家族に迎えた長谷川さんご家族に、保護犬と暮らすことについてお話をお聞きしました。
ショコちゃんとの出会いについてお聞かせください。
お嬢様 GREEN DOG & CAT湘南ができて保護犬がいると知り、すぐ行きたい!と思って仕事終わりに見に行ったんです。私と母は迎えたかったけど、父は最初はそうではなくて。
お父様 私は、アンを失くしたあと1年は次の犬を迎えない、と決意していたんです。でも湘南の譲渡センターに連れられて、保護犬たちを見ちゃったら、もう迎える子を探し始めていて。次の子を迎える事しか頭になくなってました(笑)。
迎えようと思ったとき、どのようなことを不安に感じましたか?
お嬢様 特になかったですね。私が初めて一緒に暮らした念願のワンコの「アン」は、動物愛護協会から迎えた犬でしたし、母の実家にいる犬も保護犬です。ペットショップで「犬を買ってくる」という感覚が小さいときからなく、自然に次に迎える犬も保護犬をと考えていました。
迎えることに決めた理由は?
お嬢様 実は、横顔やふとした瞬間の仕草とか、とてもアンに似ている白くて可愛い子がいたんです。でも、逆に似すぎていてアンと比較してしまいそうで...。家族で相談して、広島のピースワンコでその年の7月に産まれた、天真爛漫だけどちょっと臆病なところもあるショコちゃんを迎えることに決めたんです。
迎えたあとに、困ったことや大変だったことはありますか?
お父様 留守番とトイレが大変だったかな。
お嬢様 最初は15分~20分の留守番も出来なくて、置いていかれた腹いせのように、壁紙を破いたり、私や母の靴やバッグを何個もガジガジ噛んで壊していたんです。きっと噛んでると楽しかったんでしょうね。私はしょうがないなあと思いましたが、母は留守番させると何をされるか分からないので出かけられず、自分の時間が取りにくくなってしんどそうでした。でも、迎えてから3~4ヵ月くらいで成長と共になくなり、いまではフリーでお留守番できるようになりました。
お父様 トイレも最初は失敗ばかりでした。結局家の中ではトイレが出来ないので、散歩に行くときをトイレタイムにしています。だから少なくとも1日に4回は、雨の日でも散歩に連れて行きます。朝起きてすぐ10分くらい散歩に行き、昼・夕方・寝る前に連れて行っています。
迎えたあとに、良かったなと思うことはなんですか?
お父様 ショコちゃんがきてから家族の時間が増えたし、家の中が明るくなったね。
お嬢様 犬を連れていなかったらすれ違うだけだった人たちとのコミュニケーションがすごく増えました。散歩していると「ショコちゃんですか?GREEN DOG & CATで写真見て、いつか会えたらいいなと思っていたんです」と知らない人に声をかけられたりすることもあります。
あと、結婚して別のところに住んでいる姉が、ショコが来てから頻繁に帰ってくるようになりました。帰ってくるたび「新しいリード買ったよ」とか「オヤツを買ってきたよ」とか、ショコにお土産持ってきてくれるんですよ(笑)
ショコちゃんとの日常やエピソードをなにかお聞かせください。
お嬢様 ショコがわがままを言う時は散歩から帰りたくないときなんですが、動かなくなるんです。ある日、姉がショコの誕生日プレゼントに買ってくれた新しいボディハーネスを付けていた時、帰ろうとしてもずっと動かないので引っ張ったら、スポッとボディハーネスが抜けてしまって。そのあと捕まえるために10分くらい格闘しました。それ以来、動かなくなっても引っ張らないように、抜けないように気を付けています。
お父様 ショコが来たあともアンの話題が出るんですよ。アンの方がもっと目がクリクリして可愛いかったよー、とかいうと、家族の誰かが「ショコも可愛いよ~」とショコをたくさん撫でたりして(笑)。
お嬢様 アンはクールで、ギューって抱きしめると怒るんですが、ショコは甘えん坊ちゃんで何しても怒らないんですよ。寝るときはべたーっとくっついて寝るんです。
ショコちゃんと一緒にこれからどんなことをしたいですか?
お父様 お嬢様 このまま大きなけがや病気をせずに、ずっと私たちと一緒いてくれればと思ってます。
保護犬を迎えようと思っている方へのメッセージをお願いします。
お父様 お嬢様 保護犬だからどうとかじゃなく、そのまま見たままで、自分がみて"いいなあ"と思ったらそのまんま受け入れて、家族に迎えて欲しいと思います。