気持ちを落ち着けたいとき
<理由>
暇を持て余している、寂しい、不安など、ストレスを感じているのかもしれません。
そんなときに口が届きやすい前足の先を舐めることで気持ちを落ち着けようとします。
<対処法>
不満や不安、ストレスに対しては、活動量を増やすことで解決につながる場合があります。コミュニケーションや運動量が不足していないか生活を見直しつつ、これまでよりも5分でも散歩の時間を伸ばしてみてください。特にまだ若いパートナーのお留守番には事前に充分な運動が必要です。
運動以外では、知育玩具の利用もおすすめ。嗅覚や頭を使うような遊びを増やしましょう。
食事の工夫でも満足感を高めることができます。たとえばドライフードをふやかし大きめの皿にできるだけ広げます。いつもよりたっぷりと舐める時間を作ります。
鼻や頭を働かせたり、舌を使ったり、これらはたくさんのエネルギーを使い適度な疲労感と満足感を与えてくれます。
ペットフーディストおすすめの知育玩具を記事の最後で紹介しているのでぜひご覧ください。
皮膚に痒みがある
<理由>
皮膚に痒みを伴う病気の代表的なものにアレルギーがあります。アレルギーとはもともと体が持っている防御反応である免疫機能が誤作動と起こしている状態のこと。本来は体に害のあるものに対して反応するものですが、無害なものにも反応し体の組織や細胞を傷つけてしまう病気のことです。
アレルギーの中でも足先(四肢の指の間)に痒みが出やすいのが、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎です。
ほかに足先に痒みが出やすいのは脂漏症皮膚炎(皮脂の分泌が過剰になる)です。要因はアレルギーも疑われますが、ホルモンのバランスの崩れや食事内容も考えられます。
<対処法>
病気によって対処法が変わってきますのでまずは動物病院での診断が必要です。一時的に薬を使って痒みのコントロールをすることがストレスを軽減し改善の近道になる場合もありますので獣医師とよく相談してくださいね。
皮膚を清潔に保つことも必要です。ただし、洗い過ぎることで皮膚が乾燥し症状が悪化する場合もありますので注意してください。
怪我をしている
<理由>
飼い主が気づかぬうちに足を痛めていることがあります。足先を舐め続けるので動物病院で診てもらったら、軽い捻挫を起こしていた、春から夏に多いのは地面に落ちていた毛虫を踏んで足の裏に毛が刺さっていた、なんてこともあります。
<対処法>
強い痛みがあるようなら早急に動物病院で診てもらいましょう。足に違和感がある様子や舐め続けているなど、いつもと違うことが続く場合も念のために受診すると良いでしょう。